コンサルのイメージを覆す、実直さとアットホームさ
沢井製薬様 × NorthSand 深野貴大・ 野上貴之
「これまでのコンサルのイメージが変わった」、「何事も一生懸命やろうという実直さがある」とノースサンドとの仕事を振り返るのは沢井製薬様のGIT部の竹田 幸司様と、G戦略企画部の大西 弘二様。ノースサンドの行った支援により、どのような成果が出たのでしょうか。また、そこから見えてくるノースサンドの仕事とは。支援を行った深野、野上と共にお話を伺いました。
竹田 幸司
グループIT部 部長
2014年 沢井製薬システム部に入社30年以上にわたり製薬企業のシステム部門に所属。IT環境の高度化・グローバル化対応などを推進。「Sawai DX」を策定・公表し、業務改革型の守りのDXと新規事業創造型DXの攻めのDX(健康管理PHRアプリ「SaluDi(サルディ)」)の両輪でIT部門を運営。
大西 弘二
G戦略企画部 専門職
2022年に沢井製薬に入社。前職で得た医療機器の知見を活かし、新規事業として医療機器の開発から流通までを手がけている。
深野貴大
会計系、CS領域のコンサルティングファームを経て現職。PL/PMとして様々なプロジェクトにおけるフェーズ全体に精通し、システム導入を伴う業務改善・プロジェクトマネジメントに強みを持つ。また、海外進出支援・赴任経験もありグローバルプロジェクトにも知見を持つ。
野上貴之
日系SIerやASPベンダーで日系大手証券会社ポータルシステム構築/運用、日系最大手アパレルECサイト構築、食品流通EDIシステムの導入/運用などを経験。趣味はツーリング。和歌山市在住。
社員と同じ目線で業務を遂行してくれる。ノースサンドを選んだ理由
——まずは、沢井製薬様の事業内容と、皆様の部署がどんなお仕事をされているのか教えてください。
竹:沢井製薬はジェネリック医薬品の製薬企業です。主業は医薬品事業ですが、最近では新規事業として医療機器や健康食品など新たな分野にも取り組んでいます。私はその中のGIT部門を統括しており、社内で使われるITシステムの開発、運用を行っています。また、それに加えて、新規事業としてヘルスケアアプリ「SaluDi(サルディ)」の提供も行っています。
大:G戦略企画部は、中期経営計画の策定や薬価改訂を基にした不採算品目の管理などを行う部署です。私はその中で新規事業を担当しています。現在、健康食品や医療機器の開発を行っており、竹田さんの部署とも連携しながら新たな事業の柱を作ろうとしています。
——ノースサンドの支援を受けた経緯はどのようなものだったのでしょうか。
竹:GIT部門では、キャリア採用(IT人材獲得)が難航している状況でした。ちょうどその時、ノースサンドさんから受けた営業で社員と同じ目線で業務を遂行してくれると聞き、支援をお願いすることにしました。その後、同じような悩みを抱えていた戦略企画部にノースサンドさんをご紹介しました。
大:G戦略企画部の新規事業を担うチームでは、医療機器の事業を立ち上げたところでした。それに必要なシステム構築の旗振り役を求めていたのです。
——GIT部門には深野が、G戦略企画部には野上が最初に支援に入りました。第一印象はいかがでしたか?
竹:当初お話していた印象通り、テキパキしていてとてもいい印象でした。実際に業務をお願いすると、「そんなことまでやってくれるの!?」とこちらが驚かされるほど品質の高い仕事をしてくれるので、大満足のスタートを切れました。
深:とても嬉しいです。参画当初は、まず確実に業務を推進することを心がけていました。沢井製薬の皆様は、私にも社員の方と同じように接してくださるので、私も沢井製薬の人間として、なんとかこのプロジェクトを回して行かなければという使命感がありました。
大:野上さんは、医療分野の専門知識などわからないことを明らかにしながら進めてくれるので、最初からとても頼りになりました。仕事が始まってすぐに様々なフローを作ってくれたり、システムのスケジュールを細やかに組んでくれたりと、自分では到底できなかったなと思わされる仕事ぶりに驚きました。
野:初めての医療業界で不安はありましたが、何よりも支援するお客様である大西さんの成果につながる行動を心がけていました。例えば資料やスケジュールを作る時には、私ではなく大西さんの評価につながることを意識して取り組みました。
大:おかげで、GIT部も、G戦略企画部も、今ではノースサンドさんがなくてはならない存在になっていますよ。
「コンサルっぽくない」。実直でアットホームなキャラクター
——ノースサンドの支援が始まってから1年4ヶ月が経ちました。ノースサンドとの仕事を通して感じたことを教えてください。
竹:短期間で活躍いただくのは、キャリア採用でも難しいことです。ノースサンドさんの仕事には、それを実現する品質の高さを実感していますし、後方支援を通して会社全体に弊社をサポートいただいているのを感じます。また、支援いただいているメンバーの何事も一生懸命やろうという実直さと、驕らないアットホームなキャラクターが弊社の波長に合っているように感じます。おかげで、業務だけでなくコミュニケーションも安心してお任せできます。
深:ありがとうございます。仕事の品質を褒めていただきましたが、これは竹田さんがはっきりフィードバックしてくださったおかげです。良い、悪いだけでなく「これはここまで求めたい、こうして欲しい」と具体的に仰るので、そのためにどうするかは我々の腕の見せ所。竹田さんをはじめ、沢井製薬様の皆様のはっきりとしたスタンスのおかげで、非常にスムーズに仕事をさせていただいています。
——大西さんはいかがですか?
大:正直なところ、私はもともとコンサルの会社にあまりポジティブな印象がありませんでした。前職でコンサルの会社に依頼をしたら、あまり責任を持たずに提案だけをして、結局実施できなかったという経験をしたからです。けれど、ノースサンドさんに仕事をお願いしてみて「全くコンサルっぽくないな」と驚きました。実務をしっかりやってくれたり、大切なことは細かく事前に相談してくれたりと、責任を持って仕事に向き合ってくれているのを感じます。
野:細かな相談ができるのは、大西さんがその環境を作ってくださったおかげです。参画当時に社員の方との橋渡しをしてくださったおかげでわからないことをすぐに聞きにいくことができました。現在進めている医療機器の流通システムのプロジェクトでは、大西さんは医療機器、私はITと、お互いの得意領域を活かし合う、素晴らしい経験をさせていただいていると感じています。
業務改革型のDXだけでなく、新規事業創造型のDXにも
——これからのことを教えてください。竹田様、大西様が成し遂げたいことや、目指しているのはどのようなことでしょうか。
竹:昨年1月に、「Sawai DX」として弊社のDXの考え方をまとめたものが弊社のホームページで発表されました。今後はそれを一歩一歩実現していきたいと思います。もちろんそれに、ノースサンドさんのお力も借りたいと思っています。これまでご支援いただいたのは、業務改革型のDXですが、今後は新規事業創造型のDXにもご参画いただきたいと思っています。
大:戦略企画部では、弊社の第2、第3の事業の柱を作るべく新規事業を進めていきます。その中でも、私は医療機器の新規事業を継続し次のものを形にしていきたいと考えています。医療機器が今後出続けることになれば、そのシステムも必ず必要になります。野上さんには今回のご支援を通してたくさんの知識をつけていただいたので、これからも支援していただきたいですね。
野:ありがとうございます。まずは、直近のリリースが9月に控えているので、それを滞りなく進めることを第一にご支援をさせていただきたいと思います。これから出てくる医療機器も、ぜひ継続させていただきたいです。
深:沢井製薬様と長きに渡ってお付き合いをさせていただき、これまでが“フェーズ1”だとしたら、少しずつ“フェーズ2”に向かっている時期なのだと感じます。ノースサンドとしては、より複雑で、まだ世の中にないものを作る「攻め」のDXにシフトするため気持ちを新たにしているところです。“フェーズ1”では、お互いを知り、素晴らしい関係を築かせていただくことができました。これからは、さらなる新しい価値を提供できる存在であり続けたいと思います。